『歌姫』
本日の舞台
東京セレソンDX
『歌姫』
土佐の漁師町で、閉館を迎える映画館「オリオン座」。
その日、東京から息子とともに、訪れた女性・ひばり。
亡くなった父親が、もう一度観たいと言っていた映画が最後の上映作品であり、どうやら父親は、この映画館となんらかの関係があるらしい。
最後の作品となる「歌姫」は戦後のドサクサで記憶喪失になった男と彼を愛する女性の純愛の物語。
この作品を上映することが、映画館の持ち主だった鈴の遺言だったと言う。
やがて、ひばりの目の前には、かつて映画館が賑わいをみせていた頃の人々が現れる。
ひばりが、映画を観に来たわけとは?
この映画にこめられた意味とは?
パンフレットの言葉を借りつつ、簡単にイントロダクションを説明すると、ざっとこんな感じ。
主宰の宅間さん(脚本家としての名前はサタケミキオ)曰く、セレソンの世界はベタです。
でも、とにかく泣ける。
この作品をなんて、去年、招待公演で観てるのに、泣けました。
一人一人の感情が、立場や時を越えて交差して、じんわりとしみ込む。
だけど、ガチンコアドリブもあって、たっぷり笑わせてもくれる。
ワタシも、最初は北国の某役者さんがあまりにも推すもんだから、それじゃぁなんて、なんとなく観に行った『流れ星』で過去最高に嗚咽。
今じゃすっかりはまってます。
今日は帰りに、好きな俳優さんと少しだけお話させてもらって、笑顔の素敵な濃いキャラの俳優さんにすすめられ、サントラCDまで購入。
でも、大好きな女優さんには、毎回どうしても声をかけられず。
『歌姫』は特に、彼女の自分の押し殺した気持ちを吐き出すシーンで泣かされるので、一層声なんてかけられず。
次はぜったい、話してこようと決意。
今回客演だった村川さんも、鈴のイメージに合ってて、よかった。NHKの連ドラの時よりいいかも。
芝居が好きだと言う方、ぜひぜひ一度観に行ってみてください。
・・・・・・主宰さんに、口コミしてと頼まれたので、宣伝でした(*^□^*)
新宿御苑前、シアターサンモールで8/5まで公演中です。